「とにかくパンが好き、パンをつくるのが好きなんです」。
まるで少年のような笑顔で話すのはオーナシェフ村上貴紀さん。店をオープンするまでの20年間、多くのベーカリーで腕をみがき、指導者の経験もある熟練技術者です。
ところが・・パンへの情熱が失せてしまった時期があります。
有名店のチーフを務めていたある朝突然、会社倒産の通告。同時に社員全員解雇となり茫然自失。すっかり嫌気が指して職替え・・。けれども、1年後に「やはりパンがつくりたい!」。すぐに請われてパンづくりへ復帰、そしてパワー全開! いっそう腕をあげて念願の開業となったのです。
いまは沸き起こるアイデアで、“自分がつくりたかった”ユニークなパンを次々とつくり出す毎日。気がつけばお店に並ぶパンは100種類に。
その一番人気が“肉ゴロカレーパン”。
薄〜いパン生地に、神奈川の代表ブランド「高座豚」が“ゴロゴロ”入った自家製スパイスカレーがたっぷり。4時間煮込んだ肉はとろけるように柔らかくてジューシー。カリッと揚がったパンをひとくち食べれば、7種類のスパイス香るカレーに、野菜と肉の甘みが“じゅわー”。冷めてもおいしいカレーパン、家族全員でリピート必至です!
甘いパンのトップバッターは“サクふわメロンパン”。甘い香りのサクザククッキー生地にパンはふわっふわ。
ダージリン茶葉入の香ばしいクッキー生地“紅茶メロンパン”も中はふんわり。どちらも毎日完売の人気です。
パンづくりのモチベーション“お客さまが笑顔になれる日々のパン”を形にしたのが“笑顔咲く角食パン”。
北海道産小麦“ゆめきらりブレンド”100%に良質のバターを使った、風味よくもっちりとした食パンですが、特徴は薄い“耳”。端から端まで口どけの良さが変わらない、まさに理想の食パンです。トーストはもちろん、そのままでもまるごと最後までおいしい。朝の食卓に笑顔が咲きます。
“かぼちゃの食パン“も耳が薄く、引きがあってもっちり。生地になめらかなかぼちゃのペーストが練り込まれて、耳のサクサク感がさらにきわ立ちます。散りばめた香ばしいかぼちゃの種がアクセント。つい2枚めに手が伸びます。
黒こしょう入ソーセージをはさんだ全粒粉ロールに、4種のチーズがとろける“ペッパーポーク”、黒ごま入ソフトフランスに角切りチーズをごっそり詰め込んだ“ごまちー”など、食欲をそそる惣菜パンもめじろ押し。
具材ほとんどが料理大好きの村上さんの手づくりだからか、どこかほっとする、また食べたくなるおいしさです。
お店は8〜20時の12時間営業にも関わらず、毎日、仕込みを始めるのは3時から。それでも創りたいパンのアイデアはとどまることがない、と村上さん。
大好きな向日葵のようなパワーをもらえるパンを焼き、お客さまに明るい笑顔を咲かせています。
甘いパン、惣菜パン、食事パン。バラエティ豊かな「パン工房向日葵」は今回が初登場。
お子さまにもやさしいパンをこの機会にぜひ!
オススメパン・人気のパン
肉ゴロカレーパン(高座豚使用)
焼きチーズカレーパン
サクふわメロンパン・紅茶メロンパン
カスタードコロネ・チョココロネ
笑顔咲く角食パン(北海道産小麦使用)
かぼちゃの食パン
ペッパーポークなど惣菜パン各種
スコーン